BLOGブログ

  • TOP
  • /
  • ブログ
  • /
  • ー防犯に強い外構づくりと外構工事の仕事の魅力ー

ー防犯に強い外構づくりと外構工事の仕事の魅力ー

防犯対策としての外構工事とは

空き巣や不審者の侵入を防ぐためには、家の中だけでなく敷地全体の「外構」を見直すことが大切です。門扉やフェンス、カーポート、照明の位置などを工夫することで、犯罪者にとって狙いにくい環境をつくることができます。ここでは、一般のご家庭でも取り入れやすい防犯外構のポイントをわかりやすくご紹介します。

狙わせないための基本的な外構計画

防犯対策の第一歩は、「近づきにくい」「隠れにくい」外構計画にすることです。敷地の周囲を高い塀で囲ってしまうと、一見安全そうに見えますが、外からの視線が届かず、逆に侵入後に犯罪者が身を潜めやすくなってしまいます。そのため、適度な高さのフェンスや格子状の目隠しを使い、敷地内の様子がほどよく見えるようにすることがポイントです。また、玄関までのアプローチを長く取り過ぎず、道路から出入りが確認しやすいレイアウトにすることで、不審な動きが目立ちやすくなります。

フェンス・門扉で侵入経路をコントロール

フェンスや門扉は、敷地に入る経路を限定し、勝手な出入りを防ぐための重要な設備です。よじ登りにくいデザインや高さを選ぶことはもちろん、門扉には鍵付きのタイプを採用し、オートロックや電気錠と組み合わせることで、さらに安心感が高まります。道路に面した部分だけでなく、裏側や隣地との境界も忘れずにチェックし、踏み台になりそうなエアコン室外機や物置の配置にも注意しましょう。

防犯砂利や植栽で「音」と「視線」を味方に

外構工事では、足音が大きく鳴る防犯砂利を敷くのも効果的です。人が歩くとジャリジャリと音がするため、夜間にこっそり侵入しようとする不審者にとっては大きなプレッシャーになります。また、植栽も防犯に活用できます。窓の前にトゲのある低木を植えたり、足元の見えやすい芝やグランドカバーを選んだりすることで、近づきにくく、隠れにくい環境を作ることができます。

照明・防犯カメラで「見られている」環境を作る

外構の防犯性を高めるうえで、照明計画と防犯カメラの設置は欠かせません。暗い場所はそれだけで犯罪リスクが高まりますが、必要以上に明るくし過ぎるとご近所への配慮も必要になります。照明の位置や明るさを工夫しながら、「怪しい動きだけをしっかり照らす」環境にしていくことが大切です。

人感センサーライトの設置ポイント

玄関まわりや勝手口、駐車場、物置の周辺など、人の出入りがある場所には人感センサーライトが役立ちます。通常は暗くても、人が近づいたときだけパッと点灯するため、「見られているかもしれない」という心理的な抑止効果があります。取り付け位置は高すぎると明るさが届きにくく、低すぎるといたずらされるおそれがあるため、一般的には地面からおよそ2〜2.5mの高さが目安です。

防犯カメラと連動させた外構計画

最近は、スマートフォンと連動できる防犯カメラやインターホンも増えています。門扉や駐車場、勝手口など、侵入の可能性があるポイントをカバーするようにカメラの向きを計画し、死角が生まれないように設置することが大切です。記録データは万が一のときの証拠にもなりますし、「カメラ作動中」「録画中」といった表示をするだけでも抑止力が期待できます。外構工事の段階で配線ルートや電源位置を一緒に計画しておくと、見た目もスッキリと仕上がります。

夜間の見え方を意識したデザイン

昼間の見た目ばかりを優先すると、夜になると意外と暗くて不安に感じることがあります。外構工事の打ち合わせでは、図面だけでなく夜間のイメージも確認しながら、足元を照らすポールライトや階段の段差を示す間接照明などをバランスよく配置していくことが大切です。明るさにメリハリを付けることで、必要な場所だけをしっかり照らし、眩しすぎない快適な暮らしと防犯性を両立できます。

防犯外構に強い外構工事会社を選ぶコツ

防犯性の高い外構を実現するには、商品知識だけでなく、地域の環境や生活スタイルを理解した提案力が欠かせません。図面上は良さそうに見えても、実際には使いにくかったり、ご近所とのトラブルにつながったりするケースもあるため、信頼できる外構工事会社選びが重要になります。

提案内容と実績をチェックする

外構工事会社を選ぶ際は、防犯対策の提案例やこれまでの施工実績を確認してみましょう。単にフェンスや門扉を勧めるだけでなく、「この位置に照明を付けると道路からの視線が届きやすくなります」「ここは植栽で目隠ししつつ防犯砂利を敷きましょう」など、暮らし方に合わせた具体的なアドバイスがある会社は安心感があります。完成後のイメージパースや、実際に施工した写真を見せてもらうのもおすすめです。

アフターサポートや保証体制も重要

防犯設備は、設置して終わりではなく、長く安心して使い続けられることが大切です。照明器具の不具合やフェンスのぐらつき、防犯カメラの設定変更など、暮らしていく中で細かな調整が必要になる場合もあります。工事後の点検や保証、トラブル時の対応スピードなどについても事前に確認しておくと、いざというときに心強いパートナーになってくれます。

防犯外構のニーズ拡大で高まる外構工事の求人需要

近年は共働き世帯の増加や共働き世帯の不在時間の長さもあり、自宅の防犯対策に力を入れるご家庭が増えています。それに伴い、防犯外構に対応できる外構工事会社へのニーズも高まり、業界全体で求人も増加している傾向にあります。ここでは、外構工事の仕事に興味がある方に向けて、業務内容ややりがいをご紹介します。

外構工事の主な仕事内容

外構工事の仕事は、図面をもとにブロックやフェンスを組み立てたり、コンクリートを打設したり、カーポートや門扉、ウッドデッキなどを施工したりと、屋外空間をトータルで形づくる仕事です。防犯対策に関わる場面も多く、「この高さならよじ登りにくい」「ここにライトを付ければ安心して帰宅できる」といった視点を持って、お客さまに最適な外構を提案していきます。体力は必要ですが、手を動かした分だけ形が残る、やりがいの大きい仕事です。

未経験からでもチャレンジしやすい理由

外構工事の求人の中には、未経験者歓迎の募集も多くあります。先輩スタッフのもとで道具の使い方や材料の扱い方を一から学び、現場で少しずつできることを増やしていける環境が整っている会社も少なくありません。また、土木施工管理技士やエクステリアプランナーなどの資格取得を目指すことで、キャリアアップや給与アップにつなげることもできます。防犯対策に関する知識も身につくため、家づくりやリフォームに興味がある方には大きな武器になります。

これからのキャリアと働き方の広がり

経験を積んでいくと、現場での施工だけでなく、図面作成やお客さまとの打ち合わせ、見積もり作成など、プランナーとして活躍できる道も開けます。在宅ワークが増えたことで、自宅の過ごし方や防犯への意識も高まっており、今後も防犯外構の需要は続くと考えられます。長く安定して働けるスキルを身につけたい方、地域の暮らしを支える仕事がしたい方にとって、外構工事の仕事は大きな魅力のある選択肢と言えるでしょう。

2025.11.14